カロリー制限ダイエットは危険⁉

単純に痩せそうだからという理由でカロリーを極端に落とすダイエットをされている方がとても多くなっています。実はこのカロリー制限ダイエットにはリスクがあるのでそのリスクについて解説していきます。

よくあるカロリー制限ダイエットの間違い

PFCバランスが乱れている

PFCバランスとは上記の画像の通りPがタンパク質、Fが脂質、Cが炭水化物の三大栄養素のバランスの事であり減量時に脂質を制限してダイエットをするのであれば炭水化物が40%、脂質が20%、タンパク質が40%が理想と言われています。ですがよくある間違いでタンパク質の割合が非常に高くなってしまう方を多く見受けられます。

タンパク質を過剰摂取するとどうなるか?

体重✖︎4〜5g以上のタンパク質を摂取すると消化しきれなかったタンパク質が悪玉菌の餌になってしまいます。

その過程でアンモニアに変わるのですがこのアンモニアが人体にとって有害であり消化されなかったタンパク質がアンモニアに変われば変わるほど臓器(肝臓)に負担が掛かってしまいます。

その結果アミノ酸の代謝能力が落ちてしまい筋肉が落ちる原因にもなってしまうのです。

更に炭水化物(糖質)を極端に落としてしまう事でトレーニングにも力が入らず活動代謝も落ちてしまい消費カロリーが落ちる事で結果的に痩せづらくなってしまいます。

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VLCDダイエット(ベリーローカロリーダイエット)

極端な食事制限はVLCDダイエットと呼ばれていますVLCDは極端にカロリーが少ない食事(ほぼタンパク質)で構成され、炭水化物、脂質を一切摂取しないダイエット法です。このやり方は体重はほぼほぼ落ちるでしょう。ただ落ちる以外のデメリット・リスクがいくつかあるので解説していきます。

VLCD ダイエットの危険なリスク

VLCDダイエットのリスクは多くあり、例を上げると・極度の空腹感・睡眠障害・基礎代謝の低下・倦怠感・腸内環境の悪化・場合によっては拒食症の症状を引き起こす可能性があります。

もともとVLCDは早期な改善が必要な患者さんや肥満の人にすぐにでも体脂肪を落とさないと生命の危機がある方に向けた治療法です。

そして研究の結果によると食欲を増進させるグレリンといった食欲増進ホルモンの分泌量がVLCDを行った後に1年程増えた状態が続くとの事です。いわゆるリバウンドがしやすい状態になってしまいます。

本来VLCDはお医者様に管理してもらった上で行うダイエットなのですが、トレーナーの立場でこのやり方を一般の方に提供している事を聞いた事があり同業者として恐ろしく感じています。

まとめ

よくボディビルダーのイメージでダイエット、減量する時はささみとブロッコリーだけと極端な食事をイメージされる方は多いのではないでしょうか?

実際ボディビルダーは勿論そういった食材も摂取しますがプラスαで炭水化物や適量の脂質、ビタミンミネラルは摂取はしています。

皆さまもダイエットをされる時は極端な食事制限はせず適切な栄養バランスで取り組んでみては如何でしょうか?

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